公務員の中でも人気の図書館司書

公務員が働く役所の目的は、住民が健康的で文化的な生活を営むための共同事務を遂行することです。ですから、公務員はこの目的を達成するために、さまざまな仕事に従事しています。書記事務といわれる一般的な事務仕事から、保育・福祉・障害者や高齢者のケア・社会教育から学校教育まで多岐に渡ると言えるでしょう。自治体の仕事は一般企業とは異なり、非常に広いのです。

 

しかしそれは公務員の中でも一般職に就いたものが行うのではなく、、それぞれの業務に適した専門的な資格や能力を持った職員によって行われるのが通常だと言えるでしょう。それを俗に「職種」と呼ばれます。例えばある市では、3系統26種類もの職種が存在しています。職務の内容や、その擬似性、複雑さに応じて設置されたものになります。

 

職種は主に法令などにより、その資格を有することを義務付けられているものの他、政策によって自治体独自で設置されるものもあります。例えば、消費者保護や公害予防の「化学」の知識が豊富なものを配置したり、学童保育のために保育士や教員の資格を有するものを別途採用したりと様々です。

 

図書館の役割

 

図書館は、市民の文化的な生活や生涯学習を保障、発展させていくために、自治体が設置して運営する施設です。その仕事に従事する図書館司書は、自治体のさまざまな仕事の中でも、資料(書籍やDVDなど)と利用者を結びつけるといった特殊な業務に分類されます。

 

資料は市民が生涯学習を行なっていく上で、基本的な道具であり、メディアだと言えるでしょう。役所の中でも、「生涯学習」事業を行っている所は他にもありますが、図書館は特別なポジションに位置しています。

 

また資料と利用者の架け橋となる図書館司書の技術や知識は、自治体の他の部署でも求められているとも言えます。「行政の科学化」という言葉もありますが、計画的な政策立案のためには、資料は不可欠です。行政各機関が政策を実施していく上で、資料を活用した調査研究も求められるでしょう。

 

最近、行政資料室が充実してきていることもこのような事情に影響しているのです。膨大な資料の中から必要なものを抽出する技術は紛れもなく、司書の仕事だと言ってよいでしょう。さらにはインターネット情報やデータベースの活用はこれからも重要な分野になってくるのです。